A.初期の嘔吐のひどい間 (初めの半日間くらい)
経口摂取を中止せず、水分・電解質の多いものを少量ずつ (スプーン1杯〜
20〜30ml)を頻回に(30分前後に1回)与え、徐々に増量します。
母乳・人工乳栄養児では、哺乳を中止せず、授乳は 1回7〜10分くらいまで、
1〜2時間毎に与え、適宜、経口電解質液を加えます。
《飲ませるもの》
◎経口電解質液(大塚 OS-1、ソリタ顆粒を湯ざまし100mlに溶かしたもの。
ただし、味の点では劣る)
○乳幼児用イオン飲料 (アクアライト、アクアサーナ)
○野菜スープ、味噌汁の上澄み
△スポーツドリンク (ポカリスウェット、アクエリアス。塩分、特にカリウムが
少なく、糖分が多すぎるため、経口補液としては適当ではない)
△すりリンゴ (リンゴジュースはダメ)
《避けたいもの》
×オレンジジュース、トマトジュース、さとう湯
B.嘔吐がおさまって下痢が続いている時期
嘔吐がなければ直ちにいつも食べなれている食事を早期に開始します。
《食べさせるもの》
○ 2/3〜3/4にうすめた希釈乳 ( ただし、経口電解質液を併用すればミルク
を薄める必要はありません。薄めすぎはむしろよくありません。)
○離乳食の場合は、いつもより、軟らかく水分・塩分を多めにしたものを与える
○幼児には消化のよいデンプン等の糖質(例:うどんのくたくた煮、つぶし粥、
おじやなど)を与える
《避けたいもの》
×牛乳・乳製品
×繊維の多い野菜、さつま芋、海藻類
×脂肪の多いもの(天ぷら、中華料理、脂肪の多い肉、脂ののった魚)
×発酵しやすいもの(砂糖が多く含まれているもの、栗、さつま芋、生の果物、
豆類)
×消化しにくいもの(貝類、イカ、タコ、赤飯、ラーメン、漬物)
C.食欲と元気が出てきたら(便が黄色、軟膏状便、 1日3回くらいの時期)
@1週間くらいかけて今までの食事に戻していく
A下痢がひどくなったら食事内容を少し戻し、1〜2日様子を見る
〔お粥、軟らかく煮た野菜、豆腐 ※ 、卵黄 ※ 〕
↓
〔軟飯、うどん、パン、みじん切野菜、白身魚 ※ 、
卵類 ※ (半熟卵、茶碗むし、卵豆腐)〕
↓(※アレルギー素因のある小児では注意が必要)
〔普通食〕
B薄めたミルクを普通の濃さに戻す・牛乳を再開する
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